2008年の「第35回 国際口笛大会 in Japan」を機に、口笛愛好者は確実に増加しました。私自身も、ある一定の役割を果たすことが出来たと思います。ただし、この「ある一定」という自身の言葉に、引っかかるものはあります。「何が一定なのだろう?」という疑問です。そして、その疑問には容易く答えることが出来ます。口笛愛好者は増加し、口笛という音楽シーンはかつてないほどの盛り上がりを見せているのは事実です。しかし、それは東京都内近郊と大阪周辺という、ふたつの大都市圏内に限ったものです。それが「ある一定」の意味するところです。私の住む栃木県やお隣の群馬県などは「口笛空白地帯」と言っても良いほどです。つまり課題は残されているということです。1年で消化できる課題ではありませんが、その基礎となる部分を固めてゆきたいと考えています。